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口腔がんシンポジウム

 

こんにちは。三鷹市  新川  歯科  歯医者  新川通りデンタルクリニック  院長の横井です。

先日、口腔がん撲滅運動の一環として『なぜ、今、口腔がん検診か?』についてのシンポジウムに参加してきました。

昨年、芸能人の堀ちえみさんの舌癌について話題になったこともあり、口腔がんについての相談も増えてきた感じがあります。

なぜ、今、老若男女問わず、口腔がん検診が必要なのでしょうか?

口腔がんと聞くと中年男の病気と思っていませんか?実はそんなことはありません!女性にも、若い人にも、タバコを吸わない人にも起こります!

口腔がんの要因として

①食生活

②生活習慣

③ウィルス

④慢性刺激

などがありますが、④の慢性刺激については、最近の若い人は歯列弓が狭く、そのような方は常に歯牙から慢性刺激が加わっています。この慢性刺激が加わることで上皮のがん化が進んでしまいます。

中には16歳という若さで口腔がんになった方もいるということで、年齢問わずの口腔内チェックが必要になってきます。

現在の日本では、口腔がんと診断された時には残念ながら過半数以上が進行がんのステージになっています。

初期症状があまり出にくいということ、進行が速いこと、口内炎と勘違いされて知らず知らずにがんが進行してしまい診断されたときにはステージ4になってしまうこともあるということです。

しかし、口腔がんは直接、視診触診できるので他の臓器ガンに比べ本来なら早期に発見されやすいはずですが・・・。

日本の口腔ガンの死亡率(35.5% )は早期発見することで米国(19.8%)並みに近づけると言われています。半年に一度の口腔がん検診が実質義務化されている米国では、がん検診を予防として国全体で取り組むようになってから、がん死亡率が急激に落ちている実証があります。

また口腔がんは早期発見できれば生存率が高いだけでなく、術後のQOLも良いと言われております。

老若男女問わず口腔がんになる可能性があること

初期症状が他の疾患と勘違いされやすいこと

早期発見できれば生存率が高いこと&術後のQOLも良いこと

などの理由で口腔がん検診するのは今でしょ!になりますが、

早期発見していくために大事なこと忘れてはならないことは

①一人一人が口腔内環境を整え、口腔内のチェックを習慣化して、気になることがあれば自己判断せずに歯科医院や専門病院を受診すること

②我々、歯科医院側も主訴の歯のトラブルだけでなく、口腔がんを含めた粘膜疾患についても隅々までチェックをしていくこと

③個々の歯科医院だけで検診するのではなく、地域一帯、国全体で取り組んでいかなければならないこと(最終的には米国のように義務化していく)

などが挙げられます。

当たり前のことですが健康を獲得するには予防が大切だということは、どの疾病にも共通していることだなと改めて感じました。

国全体で予防を義務化すれば歯や歯ぐきの健康も間違いなくキープでき、結果的には莫大な社会保障費の削減にもつながるのではないかなと思いますね。

 

投稿日:2020年2月11日  カテゴリー:院長ブログ

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