〜睡眠時無呼吸症候群〜
今月のテーマは
睡眠時無呼吸症候群のリスクです。
睡眠時無呼吸症候群はSAS(サス)と呼ばれ、
睡眠時に無呼吸状態が繰り返される病気です。
肥満や呼吸中枢の異常が原因といわれており
その予備軍は2000万人と推定されています。
主なリスクと影響
① 日中の強い眠気・集中力低下
車の運転中や仕事中でも眠くなり、事故のリスクが大幅に上がる(交通事故率は一般の約2倍との報告も)
集中力や記憶力の低下により、仕事や学業のパフォーマンスが下がる
② 高血圧・心疾患・脳卒中のリスク増
呼吸停止による酸素不足と交感神経の過剰な刺激が、血圧や心拍数を乱す
放置すると以下の疾患のリスクが大きく上昇します
高血圧
心筋梗塞
不整脈
脳卒中
③ 糖尿病・メタボリック症候群の悪化
無呼吸で睡眠の質が低下すると、インスリン抵抗性が高まり、血糖コントロールが悪化します
肥満との関連も強く、内臓脂肪型肥満(メタボ)とセットで悪化しやすい
④ 認知症やうつのリスク
睡眠の質の低下が認知機能の低下や感情の不安定化を引き起こす
長期的にはうつ症状や認知症のリスクも指摘されています
⑤ 寿命の短縮
重度の無呼吸症候群は10年後の生存率が約半分になるという報告もあります
以下に当てはまる場合は要注意!!
いびきが大きい
寝ている時に呼吸が止まると指摘された
朝起きた時に頭痛やだるさ
日中の眠気が強い
夜中に何度も目が覚める/トイレが近い
まずはお気軽にご相談ください^^
投稿日:2025年7月31日 カテゴリー:歯の豆知識